改修工事レポート(10)「もうすぐ新年!急ピッチで進行中」

もうすぐ新年!急ピッチで進行中

2019年も残りわずかとなりました。

慌ただしく過ぎる12月、ホール棟改修工事も一つの区切りへ向け、急ピッチで進んでいます。

 

エントランス

エントランスロビーは11月中に各種補強を終え、天井パネルを復旧。

予定工事をすべて完了し、12月9日・10日にかけての検査を無事通過しました。

長い間ご不便をおかけいたしましたが、高所作業車を撤去して以降は従来通りご通行いただけます。

 

仕上げにパネルのずれなどをチェックして完成

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多目的ホール・小ホール

ホール棟内部の工事も大詰めを迎えています。

  • 多目的ホール・・・

12月初頭には、ホワイエで軽量天井の取り付けと、それに合わせたダウンライトの設置が完了。

ホール内部では「グラウト」と呼ばれる、既存コンクリート部材と補強部材との間をつなぐ材料の注入を済ませ、取り外したカーテンを元通りに。

照明器具の設置も終え、点灯や絶縁のテストを経て今月中旬から調光盤の据え付けに入っています。

  • 小ホール・・・

既存天井と新規に取り付けた鉄骨の塗装などを中旬までに完了しました。

 

各ホールとも、年内に足場を解体・撤去する予定となっています。

 

9月に撮影したホワイエ天井裏

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軽量天井に取り替え、柱の塗装も施し見違える白さに

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これで天井の大規模改修は終了!……とはいきません。

今回は建物自体、それも興行用途にも使われるホールに手を加えているため、「音響測定」のプロセスが控えています。

設計当初に意図された音響特性が損なわれていないかを改修前後で比較するというもので、幸いにも当館にはオープン当時の測定データが残っています。

来年1月22・23日にかけ実施予定で、工事全体の完成検査に踏み切れるのはこのテストをパスしたあと。

万全の態勢で臨めるよう、慎重に作業を進めていただいています。

 

吊物・照明・トイレ等

その他の工事は以下の通りに進行中です。

  • 舞台吊物機構・・・配管・配線や小ホールの制御盤据え付けがひと段落し、バトンの可動範囲を調整中。
  • 舞台照明・・・配線・結線と回路チェックを12月いっぱい進めていきます。
  • トイレ・・・洋式化や衛生器具の設置が順調に進んでおり、年内にも試運転に入れるそう。
  • 監視カメラ・・・ホール棟で機器取り付けに着手し、会議棟では各階のEPS*に向け配線をスタート。
  • 自動火災報知設備・・・今月前半に会議棟5階~3階の更新を終え、後半は地下階での作業に進んでいます。

*Electric Pipe Space(Shaft)の略:各階を縦につなぐ電気系配管設備用の区画

 

各工事完了の目処が立ちつつあり、年明けから2月にかけ続々と竣工の見込みとなりました。

1月上旬からホール観客席の復旧なども始まり、徐々に元の姿に近づいていきます。

 

写真は参考までに、7月・11月末時点の多目的ホールのようす。

間違い探しのようですが、一周回ってこの状態まで戻ってきました。

 

(1枚目:7月、2枚目:11月末)

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再オープンまで残り3ヶ月を切り、スタッフの研修もラストスパート。

新年を前に、より良いサービスをお届けできるよう準備しています。

どうぞ今しばらくお待ちください。

 

今回が2019年最後のレポートとなります。みなさま良いお年をお迎えください。

 

なお米子コンベンションセンターは1月4日から通常営業を開始いたしますが、

先の監視カメラ設置等の影響により、会議棟のご利用を1月10日まで制限させていただきます。

ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解・ご協力のほどお願い申し上げます。

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